この記事を見ていただけているということは少し受験に対して不安を持っていたり、どのように勉強したらいいのかわからないという方が多いのではないでしょうか。そんな悩みを少しでも解決できるような情報を発信したいと思います。私は現在、兵庫県内で塾講師をおこなっており、中学三年生も指導しております。また、私自身も兵庫県の受験を実際に体験しました。そんな私だからこそ伝えられる情報をお伝えしたいと思います。
国語
過去5年間平均点 | ||
兵庫 | 東京 | |
2022年 | 56.3 | 72.5 |
2021年 | 53.2 | 81.8 |
2020年 | 48.5 | 71.0 |
2019年 | 57.4 | 65.9 |
2018年 | 60.0 | 69.5 |
この上の表から見てわかるように兵庫県の国語は比較的に難易度が高いということがわかると思います。実際に私も思うような点数が取れなかったことを覚えています。まずは国語は点数が取りづらいといことを頭に入れておいてください。そのため国語が苦手だから頑張って国語で高い点数を取るんだ!といった考えはおすすめしません。苦手だけど国語で点数を稼ごうとしている方は絶対的にその力を社会に変えるべきです。ただ、点数をらなけらば志望校合格には近づきませんよね。ここからは兵庫県の国語で少しでも点数を取る方法をお伝えしていきたいと思います。まずは、大問別でどのような問題が出るのかをチェックしたいと思います。
- 大問1 説明的文章
- 大問2 漢文
- 大問3 古文
- 大問4 文学的文章
- 大問5 説明的文章
近年の兵庫県は資料の読み取り問題が出題されることが多く、その対策はしておくべきだと思います。大問1,4,5に関しては問題をたくさん解いたからといって本番で点数が確実に取れるとは限らない内容です。国語で平均点以上を必ず取りたいのであれば、漢文・漢文を完璧にすることです。なぜなら中学生の古文・漢文は比較的易しい問題が多いからです。では、実際にどのように勉強をしたらいいのか。
勉強方法
- 1日おきに古文→漢文の問題を解くこと
- 解いて間違えた問題をノートに書く ⚠️古文は書き下し文、漢文は現代仮名遣いの問題のみ
これは私自身も中学生の時にしていて、今の生徒にもさせていることです。書き下し文と現代仮名遣いは毎年出題されている問題なため必ず理解しなければなりません。他の問題に関しては問題の数をこなすことで解き方を知り、理解し、解くことで自然と正解できるようになるのが中学生の古文・漢文です。継続することは大変ですが15分程度で解けると思います。これをするだけで確実に点数を取れるよになりますので国語の読解が苦手な方は是非実践してみてください。
数学
過去5年間平均点 | ||
兵庫 | 東京 | |
2022年 | 51.8 | 53.1 |
2021年 | 52.6 | 61.1 |
2020年 | 52.3 | 62.3 |
2019年 | 51.7 | 66.5 |
2018年 | 54.9 | 56.3 |
表からみてわかるように数学も比較的難しい傾向です。数学の得点の傾向としては高得点を取る人は少ないですが、60〜80点代の割合は多い傾向があります。それなのに平均が50ちょっとということなので20〜40点代の割合も多いのです。数学は70点前後取れれば上位の割合に入ることができます。それでは、数学の得点方法をお伝えしたいと思います。
得点を確保する方法
- 大問1は絶対に満点
- 大問2以降の(1),(2)の基本問題
数学の得点源は大問1の計算・図形問題の24点です。大問1は基本問題しか出題されないため満点を取らなければいけないところです。大問2以降は最終問題は厳しいですが、(1),(2)は基礎力があれば解ける問題になっています。これだけで50点前後は確実に確保することができます。ここからは勉強方法です。
勉強方法
- 計算・図形の範囲の基礎内容を確実に理解する
- 関数、連立方程式を優先的に学習
計算・図形に関しては学校のワークのレベルを繰り返すことで力はついていくと思います。大問1は確実に解ける力がついたのであれば、関数、連立方程式を過去問などで学習するのをおすすめします。それは、毎年、関数・連立方程式の問題は出題されているからです。何を勉強したらいいのか困っている人は是非参考にしてみてください。
英語
過去5年間平均点 | ||
兵庫 | 東京 | |
2022年 | 55.6 | 54.1 |
2021年 | 52.1 | 54.7 |
2020年 | 54.2 | 54.4 |
2019年 | 53.9 | 68.0 |
2018年 | 51.8 | 57.8 |
他教科と比べてもそこまで平均点に差はないですが、兵庫県では英語は得点源にしなければいけない科目です。80点以上を取る生徒も他教科に比べると多く得意な人はしっかりと稼いでいく教科なのです。そのため進学校を目指すのであれば英語は落としてはいけない科目になります。自分の志望校に合わせた勉強が大切になるということです。
勉強方法
- リスニングは得点源
- 単語力の強化
兵庫県のリスニング問題は比較的易しい傾向にあります。リスニングの勉強方法はひたすらに英語を聞くしかありません。私が中学生の時はYouTubeで英語を流しリスニングをしていました。最初は全くわからず聞き取れませんでしたが、続けることでなんとなく理解できるところまでいき、そのレベルでリスニング問題は解くことができました。実際にリスニングしていたYouTubeは下から見ることができます。続いて単語ですが、単語がわかれば問題はわかります。文法や読解ばかりをする人がいますが、それは単語力があってこそです。まずは絶対的に単語力をつけなければなりません。

理科
過去5年間平均点 | ||
兵庫 | 東京 | |
2022年 | 41.4 | 47.8 |
2021年 | 51.7 | 53.4 |
2020年 | 55.1 | 67.1 |
2019年 | 43.4 | 61.5 |
2018年 | 36.1 | 55.9 |
見てわかるように兵庫県の理科は圧倒的に難しい問題が出題されます。80点以上の割合が0.1%の年もあり、暗記したから点数が取れる教科ではありません。40~60点の割合が多く、周りとの差があまりつかないのが兵庫県の理科です。そのため理科を一番頑張るといった考えは絶対にしてはいけません。理科は60点前後を目標として良い科目だと私は考えています。それは、明らかに効率が悪いからです。理科に時間を他教科に時間をかけましょう。ここからは理科で得点を稼ぎたいと思っているか方はご覧ください。
勉強方法
- 基礎事項の確認
- 過去問演習
理科はまず用語・内容・理論をしっかりと覚えて頭に入れておく必要です。そこからは過去問等で演習をすることをおすすめします。兵庫県の理科は読解力がすごく試されるため日頃から読解の問題を演習し、慣れておく必要があります。
社会
過去5年間平均点 | ||
兵庫 | 東京 | |
2022年 | 56.3 | 54.6 |
2021年 | 60.1 | 57.0 |
2020年 | 53.4 | 52.7 |
2019年 | 62.8 | 61.5 |
2018年 | 62.3 | 58.6 |
兵庫県の社会は得点を稼ぐ1番の教科です。勉強が苦手な人は社会で得点を取り、進学校を志望する人は社会で点数を落とすことは致命傷になります。それは進学校を志望する人は確実に80点前後を取ってくるので点数が取れないと差がついてしまいます。また、社会は数学や理科と違い勉強すればするほどするほど得点に繋がります。社会はみんなが点数を取ってくるので必ず勉強するべき科目です。
勉強方法
- 一問一答などで単語の確認
- 文章題の演習を繰り返し
社会はとにかく勉強量が物を言います。まずはひたすら単語の内容を理解して、演習をおこない繰り返すことで頭に定着させます。良い勉強方法などはあるのかもしれませんが、社会はとにかく量です。しんどくなるかもしれませんが頑張れば頑張った分だけ結果に現れます。私は社会が一番苦手でしたが2~3ヶ月程度で80点前後は取れるようになりました。その時もしたことはとにかく問題を解くことです。必死に継続すれば良い結果が必ずでてくる科目が社会なので、勉強が苦手な人でも頑張ってみてください。
まとめ
- 進学校志望
進学校を志望する人は、社会・英語では絶対に点を落とさない。周りと差をつけるのは、数学・理科。これを頭に入れて、今の自分にとって一番力を入れないといけない科目は何なのかを考える必要があります。入試までの時間は有限なので、どの教科は平均付近で、どの教科で周りと差をつけるのか戦略を立て勉強することが大切です。
- 勉強が苦手な人
とにかく勉強がしたくない。そんな人は、まず社会を重点的に勉強してみてください。自分の努力が点数に表れ、成功体験をすることで勉強への苦手意識がどんどんとなくなっていきます。戦略的なことでいうと、理科は不十分の理解でもあまり周りとの差はつきにくいため、理科に時間を当てるなら他教科を勉強すべきです。
大変なことばかりだと思いますが、受験は人生の中で貴重な経験になります。後悔しないように頑張ってください。
コメント